地曳いく子さんの著書に沿って自分のワードローブを振り返るシリーズです。
これまでの章で捨てていい服や捨てるべき服の基準は理解できたものの、ではどんなアイテムを揃えればいいのか。
第4章では理想的なワードローブについて書かれています。
理想的なワードローブ大検証
ワンシーズン(約3ヶ月)の理想のアイテム数は
- 普段履きの靴 2~3足
- トップス 10~15枚(ニットやブラウスなど。Tシャツ類も含む)
- ボトムス 3~4枚(スカート、パンツ。或いはどちらかだけでもOK)
- ジャケット、カーディガンなどの羽織もの 2枚
- (冬)アウター 1~2枚
- (好みや趣味用の服を追加)
- 下着はブラ3~5枚、ショーツ10枚程度
このくらいがちゃんと着られて面倒も見られる実際の数とのことです。
理想のワードローブ4つの要素
その1 靴に一番お金と愛をかけている
大人は服より優先して考えるべきアイテムで、コーディネイトは靴から決めるのが鉄則とのこと。
安い靴を何足もそろえるより、脚がきれいに見えて履き心地のいい靴なら5万円でも年間のコスパは十分とのこと。
私は、数年前まで靴擦れに悩んでいて、通販をはじめ1万5千円くらいまでの「歩きやすいパンプス」とか「足が痛くならないパンプス」を数多く試してきました。履いて第一日目、家から最寄り駅までの間で足が痛くなったり擦れて皮がむけたりするパンプスもたくさんありました。そういう失敗パンプスに費やした金額を考えると、足が痛くならないなら5万円は許容範囲の金額かもしれないです。
私の足は甲が薄くワイズが狭いので、カネマツのMiss Slenderを履いています。このシリーズに出会うまではパンプスが纏足のように感じてコーディネイトをガン無視してスニーカーとかを履くくらいでした。
Miss Slenderシリーズは2万円以内くらいの価格帯で、初めて買う時は少し値段が高いと感じました。単なる黒オーソドックスなパンプスに2万円も・・・という気持ちがありましたが、1回しか履けなかった8千円前後の靴を10足以上買ってきた過去を考えると、このパンプスでほぼ毎日1年以上快適に歩けているのでコスパ面では自分史上最強です。
話が本の内容からそれましたが
あとは、上質な靴があると毎日のおしゃれ度の格段にアップするとのこと。
全体重を支える土台である足のために、靴選びは決して妥協しないでくださいとも書かれています。
その2 「今」使えるものだけが入っている
「今週2回以上着たい服」をワードローブのメインアイテムにする
着たい服というのが仕事向きではないのですが、今の気分的にはシンプル清潔感で女性らしさを表現する服を平日の仕事着にしたいです。
3ヶ月の間にどれだけ着るか
ワンシーズンの約3ヶ月の間にどれだけたくさん着られるかが「今使える」服選びの基準になる。
来年もまた使えるようなものにしようと考えてはいけない、とのこと。(耳が痛い)
「今」の服に夢中になりましょう。出ないと、今の服にも昔の服にも失礼です。
昔の服を、わざわざダサい形でよみがえらせるなんて、かわいそうでしょう?
自分に言い聞かせたいフレーズです。。。
その3 内容に偏りがある
おしゃれな人はワンパターン
ワードローブに偏りがあるのは失敗ではなくむしろ成功で、その人の「スタイル」ができているということ。おしゃれな人はみんなスタイルを持っている。
スタイルとは究極のワンパターン。おしゃれになるということは自分のワンパターンを見つけることだそうです。
マイパターンであるワンパターンを研究するのが今の目標です。
「定番」「マストハブ」は絶対ではない
著書の中でトレンチコートが例に挙げられていて、流行っているし定番だと世間で言われていても自分に似合っていなければスルーでいいと書かれています。ちょうど私はトレンチコートがどうもしっくりこず買わずにここまできました。店員さんも「定番ですから」と言って勧めてくるのでつい1枚あってもいいかもと思って買いそうになることもありましたが、定番と世間で言われていなくてもトレンチコートを自発的に着るかと言われると、私にとっては着ないかもしれない部類の服なんですよね。あとは流行りすぎて秋になるとどこを見てもトレンチばかりというのに交じりたくないという天邪鬼な性格もありますが・・・。
定番とかはガン無視で自分のスタイルを追求したいと思います。
その4 自分の得意分野、好きなものを極めている
誰かからパンツが似合うとよく言われる人はパンツを極めればいいし、ブルーが似合うと言われたら「私といえばブルー」にすればよく、自分の得意分野や好きなものを伸ばせば、それだけ自分が素敵に見える日が増えて、やがて自分のスタイルになっていくとのこと。
とても素敵な考えだと思います。着回しやバリエーションを考えるのではなく、毎日毎日が素敵な自分でいられる日をできるだけたくさん増やす。この考え方が好きです。
わざわざ似合わないアイテムに挑戦してダサい烙印を押されに行く必要はないということですよね。