「いる服」と「いらない服」の線引き~地曳いく子さんの著書に沿って自分のワードローブを振り返る③

「いる服」と「いらない服」の線引き~地曳いく子さんの著書に沿って自分のワードローブを振り返る③ FASHON

地曳いく子さんの著書に沿って自分のワードローブを振り返るシリーズです。

余計な服はおしゃれ度を下げる敵なので、大人(30代以上の女性)の緊急課題は抱え込み服の大処分ということでchapter3では「いる服」と「いらない服」の線引きが楽で明確になるコツを教えてくれています。

いらない服とすっきりお別れする方法

捨てるべき服 (1)

朝、鏡の前で脱ぎ捨てた服

まず、朝の身支度のとき、「今日はこれを着よう」と一度着たものの「やっぱり・・・」と、鏡の前で脱いだ服。それはクローゼットに戻さず、そのまま処分してください。



脱ぎ捨てたのには何らかの理由があるはずで、実際に着る服というのはおのずと決まってくるものなので、脱ぎ捨てた服は、そのまま今後もずっと着ることはない「いらない服」決定なのです。

以前、朝から暑いのでネイビーのワンピースを着たのですが、どうも着て出かける気になれず”脱ぎ捨て”ました。
クローゼットに戻しましたが、地曳セオリーでいくとそのまま処分していい服ですよね。

このワンピースは5年前くらいに買って過去2回しか着て外出していません。

ユニクロのもので、「値段の割に私に似合いそうかも♪」と買ったものです。

1回目:5年前の真夏のお出かけ
真夏って他の季節に比べたら何を着てもアリな雰囲気があると思うので、欧米の人らの短パン+ビーサン+タンクトップとかその辺に交じってしまえば細かいことは気にしないで済んでました。

2回目:4年前くらいの同窓会
夕方から居酒屋での賑やかな会だったし、上半身にネイビーカラーを纏いたくて着た記憶があります。

着て脱ぎ捨てたときに思ったことは、


・丈が今の私には気持ち短すぎる。
・ワンピースの生地が薄くてパンプスとバランスがなんか変。
・生地の薄さが私の存在感とちぐはぐ。

こういった理由が、リアルな自分と合っていないということなのかもしれません。
色は好みなのですが、この服を買ったときよりもオーラと貫禄がアップしている今の私には、ぺらぺらの生地の質感と丈が合っていないんだと思いました。

まだ捨てるのをためらってしまう人のためへのアドバイスとして、

服は男と同じ

と考えてみてくださいとのこと。(笑)

今楽しく付き合える彼氏がいるのに、前の彼氏とわざわざデートなんてしないでしょう?
むしろメールするのさえ億劫になりませんか。
服だってそれと同じ。
今の自分にしっくりこない昔の服は、着ていても楽しくないのです。だから、ここできれいにお別れしましょう。もったいないなんて思わなくていい。その服はもう十分に、あなたに楽しい思いをさせてくれたのです。



「ありがとう。今まで楽しかったわ」

と。(笑)

昔の男には未練はなくても、服は未練がましくとっておいてしまうんですよね・・・。

「うっかり」の罠

いらない服は捨てないでとりあえずしまっておけばいいのではという問いに対して、部屋着のつもりで取っておくことや「うっかり」着てしまうことは時間のムダとも書かれています。

これ、↓ とても納得なのですが、

うっかり微妙なものを着てしまうということは、それだけ素敵な服の登場回数を減らすということでもある、ということ。

ひとつの服をワンシーズンに着られる回数は意外と少ない。

冬が約3ヶ月=100日とすると、その間にコートを着る機会は何回あるか。その100日の間にわざわざイマイチのコートを入れて、一番素敵なコートを着る機会を減らしてしまう必要が果たしてあるか。

今年のコートを1枚買ったなら、それをシーズンの80%は着倒すつもりでいくべきです。そうすれば、今年という最新の時代の気分にフィットしてコート姿で、シーズンの80%を「今っぽいおしゃれな人」として過ごせます。



でも、そこに昔の服を引っ張り出したら、今はもう過ぎてしまった「昔の気分」の占める割合が、それだけ上がってしまうことになるのです。

捨てるべき服 (2)

実は着ていない服

着たものを洗濯したら引き出しの手前に戻すようにしてみると、引き出しの手前、真ん中、奥のうち、ずっと奥に行きっぱなしの物が着ていないもの。これは処分していい服とのこと。

今パソコンの前でクローゼットの中を想像するだけでも、着ていない服がかなりあります・・・。
やっぱり、「いつか着るかもしれない」「勿体ない」という気持ちが出てなかなか処分に踏み切れないんですよね。

捨てるべき服 (3)

似合わなくなった服

衣替えの時にでもクローゼットから服を全部引っ張り出してファッションショーをしてみると、今まで自分を最高にかっこよくみせてくれていたはずの服が、なぜかそう思えなくなっていることがあるので、そういう服も処分するべき服だそうです。

「高かったから捨てられない」というものも、数が増えてくるとおしゃれの平均値を下げてしまう強力な負のアイテムとのこと。

服の処分は少しずつ、定期的に

服の処分の原則は、とにかく「自分にマイナスポイントを与えるものを家に置かない」ということ。

私は気に入ったものはしまい込んでしまい、いつも着るのはプチプラになってます。

なので、これからは地曳流を意識して少しずつ実践してみようと思っています。